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ボケないためのDTM

DAW/VST

定位決めにデュアルEQてなるほど便利

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歳を取ると眠れなくなるはずが、寝ても寝ても眠たいわけでして。それはきっと病気

こんにちは。imoimoです。

旧作を手直ししようとやっております。

現在、ピアノのトラックをいじくっております。

ピアノ音源は

モノによって様々。そりゃそうだ。

今回は無料のピアノサンプルSalamander Pianoを使おうと思います。

Salamander Piano

YAMAHA C5グランドピアノをサンプリングしたサウンドフォント。KONTAKT版VST版もあります(→ダウンロード)。

無料サウンドフォントプレイヤーのSforzandoに読ませて使います。

Sforzando

多分無料の中では世界標準のsfzプレイヤー(→ダウンロード)。

Salamander Pianoは1GB以上ある音源ですので、Sforzandoのサウンドフォント用領域を大きめに設定する必要があります。

[SETTINGS]タブで画面を切り替えて、[Max Engine RAM Allocation]を例えば2GBとかにしておきます。メモリをある程度積んでいないと厳しいけれど、DAW動かしているなら8GBはあると思うので大丈夫。

モノによって様々と言うのは、音色も様々ですが、音の定位も様々。

左から右までフルに使って広がるものがあったり。随分と巨大なピアノですな。

はたまた実機でそんな風に聞こえることはまずないけれど、低音から高音を左から右へバランス良く配置してあるものがあったり。

そもそも

ピアノ自体が大きい楽器だし、面で音が出てくる感じ。

グランドとアップライトではこれまた音の出方が違うわけで、ホールとルームでも音が変わります。

あぁ。だからピアノ音源て星の数ほどあるのかも。などと独り合点したりして。

今回のSalamander Pianoのsfzは、Sforzandoで鳴らすと結構真ん中寄りで鳴ります。ほぼモノラルな感じ。

もう少し面的に音が出るようにしたいところです。そうかと言って端から端まで使われても嘘っぽいし。

オーケストラよろしくピアノを左側に配置したくもあるわけです。

パンポットで動かすだけでは点が移動するだけ。何かダサいです。

モノラルをステレオにする仕掛けなかった、け…

遠い昔

電子工作の雑誌か何かで「モノラルをステレオにしよう」みたいな記事がちょいちょいありました。

当時はラジオもテレビもモノラル。FM放送がようやくちょいちょいステレオ放送。

けれども携帯ラジオはモノラルだから、ステレオのFM放送を聞くにはいわゆる「ステレオ」の前で座って聞く必要がありました。

例えばこんなの(Pioneer S-83X)。確かimoimoの家にあったのはVictor製でした。当時は家宝扱い。

テープレコーダーも何たってMIDIケーブルと同じDIN5ピンで繋がっていたから、モノラルが基本。だから録音するとモノラル。カセットデッキが出るのはもう少し後。

そんなわけですから、モノラルで録った音をステレオぽく聴きたいわけ。

一番眉唾だったのが「左右のスピーカーでコードの+と-を逆に繋ぐとモノラルがステレオになるゼ」と言う話。

確かに、一方の位相を反転させるので多少それっぽくなるかも知れませんが害の方が大きいような気が…

続いて小さなフィルター回路をつけて、高域と低域に左右で音を分けようと言う作戦がありました。

正にコレ(→Wikipedia)。もう一方は抵抗とコンデンサを逆に配置して繋ぐわけ。

これだとコンデンサ2個と抵抗2個で作れるから、アキバの部品屋さんで100円くらいで作れました。

効果の程はある様な無いような…全体に音がしょぼくなったような…

次に左右の片方だけに遅延回路を挟んで鳴らそうと言う作戦。この辺になるとトランジスタとか使うし、ちょいとやってみるかと言う部品代でもなくなるわけでして。電源とかいるし。

そうこうしている内にステレオラジカセが出て問題解決、的な時代でした。

こんなの。

今日では

ステレオが基本でして。やれ5.1chだのとうとう22.2chだのと増える一方。必要に応じてわざわざ意図的にモノラルにする、と言う世の中と相成りました。

そんな中、Salamander Pianoやシンセの様なモノラルぽい音源を色々と空間的に配置したいわけです。

パンポットは年齢のせいか知らぬ間にいじってしまっている事が多いので使いたくないわけ。

パンに頼らない定位づくり

作戦1)

ゲインを使って定位させます。と言ってもデュアルゲイン。使ったのはタダのゲインプラグイン、Blue Cat’s Gain(Dual)。

モノ・ステレオと他にも様々あるBlue Cat Audioのゲインの内、「Dual」を使用します(→ダウンロード)。

左右独立してゲインを調整できます。

とは言え、これだけでは要するにパンポットとあまり変わりません。

この先にもう一つ同じゲインを繋いじゃう。

今度は「Mid/Side」モードにコントロールを切り替えて、センターの音と両サイドの音のバランスを変えるわけ。

あら不思議。より自然な定位が得られます。ちょっとだけ音が点から面になって行く感じ。

作戦2)

ステレオイメージャーと言う手もあります。

例えばコレ。Alex HiltonのA1 Stereo Control(→ダウンロード)。

位相を反転させたり、ステレオ音源を逆にモノラルに直したりもできます。

素晴らしいのですが、難点があって「やや重い」です。

調子に乗っているとモジュレーションディレイみたいな音が混じってしまうこともあります。

作戦3)

単に広げてしまおうと言う作戦で。

ショートディレイを左右に配置して、バランスやディレイタイムで定位を変える手もありますが、他にも

こんなの。Polyverseの無料ステレオエクスパンダ― WIDER(→ダウンロード)。

定位と言うよりはもはや拡張。モジュレーションも結構きつめにかかります。

で、ここはひとつ初心に帰って

作戦4)

遠い昔、フィルターを左右に組み合わせてステレオにしよう、と言う話があったのを思い出しました。

Dual EQ。今回使うのはBlue Cat Audioの無料EQからTriple EQ(Dual)。

左右別々・あるいはMid/Side別々にEQが設定できます。

左を少し低域強調・(高域カット)にして、右をやや低域カット・高域強調と対称的なセッティングにすると、音が左右に散り始めます。

バカッ正直に真反対のセッティングにすると、何かイマイチでして。中域~高域はまんべんなく鳴る方がリアルっぽくなるようです。

シンセやストリングス系でも

結構これ便利でして。

コーラスやディレイで広げるよりもナチュラルに拡がりのある定位が出ます。

あくまでも定位の横幅を決めるためのEQなので、実際のイコライジングはこの先にもう一つEQを挿しました。

はぁ。ただコレが言いたかっただけなのに、随分と長くなってしまいました。お疲れ様です。

そんなこんなでお粗末様でした。

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