突然観光客の人が増えたなと思ったら春節なのね、と言う渋谷。もう春なんだね。
こんにちは。imoimoです。
てきとーな製作をやっております。
今回のお題はロングテール。やたらと長い後奏をどうしようかと言うものです。でもいま作っているのはイントロ部分。
ギター二人とベース・ドラムができた所で、先にシンセを入れております。
作業をしている時、明確な曲想があることは殆どありません。そんな才能があったら苦労はしないって。
ぽつんと出てきた種みたいなフレーズを無理矢理膨らませたり引き延ばしたりこねくり回して。
場合によってはそもそものフレーズが本当に脳内の音と合っているかも怪しいから、解剖みたいにフレーズをいじり倒してみたり。
そうこうする内に空耳が聞こえてきて、これをまた譜面に写し取る様な作業でトラックを作っております。こういうの自分だけかなぁ。
ラッキーな事に、今回のイントロ部分は比較的はっきりとした空耳があったと思うのです。
ストリングスのトレモロがシャラララと流れて来て、ティンパニがドコバンっ。そしてイントロ開始。要するにいつかどこかで聴いたアレみたいな空耳よ。
ギターリフと合わせてパパパーッとした音のメロディがファンファーレみたいに鳴って。ワンフレーズやったら一瞬沈黙。
上行形のフィルインに合わせてベースとスネアが入り始めて本体のイントロに突入。
ここまで空耳が聞こえていれば簡単。あとはひとつずつ譜面と音色に落としてゆくだけ…
…のはずなのですが。
最初の躓きはストリングス。トレモロは良いけどシャラララと弾く音が拾えません。ラとミはあるみたいだけど、実際に弦楽の5パートにしてみると空耳はカサカサーッと消えてしまって別物の音が鳴ります。
そういう事が無いように楽器の練習や理論の勉強、ソルフェージュなんかの訓練を積むんだとは思いますが。
ソルフェージュ
音大行く人の必須科目で、いいことづくめ。
えっ?この頃はあんまり流行らないの?
【Formation Musicale】フランスの新しいソルフェージュなんだってっ。
そんなものを学んでいるはずもなく。加えて耳も悪く。思い通りの音を譜面に落とせたことはついに一度もありゃしません。
シャラララはもうこれでいいや、と空耳とは違う和声のままにティンパニを入れて。
ギターリフをなぞるパパパーッのメロディかぁ。トランペットやトロンボーンとはちょっと違うし、空耳は電子音っぽいです。少しハスキーな感じもするし。
色々とシンセを挿したり外したり。音色を変えてみたりしながらはめ込んでみるものの、どれもしっくり来ません。
思うに。
空耳の方が確定していないんだと思います。もやもやぁっとした空耳が恐らく変化してる。
ティンパニでドドバンの空耳と、メロディがパパパーッの空耳は別個の空耳なのではないかと。
どちらか片方で行くべき空耳なのに両方やろうとして難航している気もします。
こりゃぁ今回も思い通りの曲なんて仕上りそうに無いわ。
ただ、ふと思った事があって。
もしも自分が天才でちゃんと勉強もする人だったら、とっくに飽きちゃって曲作りなんてやめちゃっていたかも知れません。
だらだらとヘタの横好きでやっているのが長く続けられる秘訣かも。
世間ではそう言うのを趣味というのかぁ。
いいえ。おめでたい人と言うのです。
そんなこんなでお粗末様でした。
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