無料のフルオケ音源入れておきたい

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早朝、近所のアパートの二階の窓辺にキジトラがいて。見下ろす先の道端にはブチ白と言うロミオとジュリエット会議。

こんにちは。imoimoです。

てきとーな製作をやっております。

とにかくタダで

曲を作ろうって言うのが基本姿勢です。有り難いことに、結構タダで一通りやれちゃう世の中になりました。

シンセやピアノ、ドラムなんかは無料のDAWに大抵付いてきます。段々物足りなくなって他の無料音源を探したりするのが普通の流れなのではないかなぁと思います。

タダのものとなると、結構苦戦するのはエレキギターとオーケストラの音源かなぁと思います。

エレキギターは、これが無料だとは思えないってのがUI Standard Guitar(→ダウンロード)だと思います。

使うのには少し準備が要ります。あちらこちらで書き散らかしておりますが、まあだいたいここにやり方をまとめてあります(→【UI Standard Guitarを使う準備】)。

今回のお題はフルオケ音源。

ストリングスだけとかアンサンブルだけとかならあちらこちらで手に入りますが、タダで全パート揃えようとするとなかなか無くて。

音は良いけど全部は揃わないLABS(→ダウンロード)。

有料版じゃないとパートが歯抜けなSample Tank CS(→ダウンロード)。

無料の音源を使うには有料のプレイヤーが必要で、無料のプレイヤーで鳴らせるのは殆ど有料ライブラリと言うパターンのKONTAKT(→ダウンロード)。

フルオケの音源は殆どが数万円して、なかなか特売もされません。

買う奴は買うだろっみたいな敷居の高さを感じます。

あ、特売してる(→【Hollywood Orchestra Opus Edition】)。

でもさ。$995が$398って言われたところで買えるわけでも無いしねぇ。

結局のところ。タダで、全パートが揃うフルオケ音源と言うと事実上一択なのではないかと思うのです。

Versilian StudiosのChamber Orchestra(→ダウンロード)。

名前長いな。だいたい巷ではVSCO-2って呼ばれています。

このライブラリと同じサンプルデータを使ったものはあちらこちらで公開されていて、例えばFree Pats(→【Free Pats】)にも一部があります。

選りすぐった優秀な音源だけをまとめようって言う趣旨のサイトみたい。

本家のページでは大元のwavデータやサウンドフォントのsfz。KONTAKTやVSTなど様々な形式で使えるように用意されています。

サウンドフォントでオケ楽器を探すと、色々見つかるけれど玉石混交。と言うか殆どが石と言うのが実情です。そう考えると同じコンディションで揃えられたVSCO-2のライブラリを使う方が安心安全。

sfzでも良いのだけれど、機能を追加されたVSTプラグインが便利そうです。

エンベロープやEQ、リバーブとかが内蔵されているとかね。

sfzファイルの場合はプレイヤーが必要だから、例えばsforzando(→ダウンロード)を挿してから鳴らします。

たぶん世界標準な無料sfzプレイヤーのsforzando。UI Standard Guitarもこれに読ませて鳴らします。

sforzandoの操作パネルを開いたら、sfzをパネルの上にドロップするだけで読み込めます。

マルチティンバーにsfzを読み込めるTX16Wx(→ダウンロード)では、読み込んだsfzにエンベロープとかもかけられます。

VSCO-2 CEの64bit VST2形式のプラグインは不安定だったからか、公開されなくなりました。

BigCat InstrumentsさんのSketchシリーズ。本家のページも削除されちゃいました。ロンプラー版ならちゃんと動いたと思うんだけどなぁ。

長らくこちらを使っていたのです。今からVSCOを使うとなると、VST3形式のOrchesToolsになるのかしら。

とあらためて入れてみました…と、初日はOrchesToolsを入れてみる気になった所までで終了と相成りました。

これが意外と手ごわかったんで、ちょっと細かく書いておきます。

翌日

気を取り直して。あらためてOrchesToolsを入れてみよう。

VSCOのページ(→【Versilian Studios】)から開発元のIlir Bajriさんのページに飛びます。

OrchesToolsはいくつも種類があって、Strings/Brass/Winds/Perc。他にもRomplersのタブを踏むとピアノや鍵盤系なんかのものも出て来ます。なんだか雲行きが怪しいな…

とりあえずStringsとBrassを入れてみよう、とダウンロード(→ダウンロード)。

.rar形式で圧縮されています。

最近は標準で解凍できる様になったみたいだけど、ちょっとマイナーな圧縮方式だから解凍できない時はアプリを入れましょう。

WinRAR(→ダウンロード)とか7ZIP(→ダウンロード)とかかしら。

あ。WinRARはシェアソフトだから無料じゃないのよ。

いずれにしても。解凍するとVST3ファイルが出てくるので、VST3のフォルダに移して。

VST3のファイルは、一般的にルートドライブの下の/Program Files/Common Files/VST3フォルダに集まっています。

さてさて。DAWにVST3ファイルを登録して、トラックに挿してみよう。

3VSTUDIOって言う開発元名で、OT STRINGSとかOT BRASSとか言う名前で登録されていました。

起動すると

なになに?

サンプルをアーカイブからダウンロードして指定しろだって。

ライブラリは入っていなかったのね。どうりですぐダウンロードできたと思ったよ。

もう一度Ilirさんのページに言って、サンプルライブラリをダウンロード。

MediaFireからのダウンロードでした。広告だらけで苦手。

ライブラリをダウンロードしたらまた解凍して。

どこでも良いのだろうけれど、とりあえず他のサウンドフォントと一緒のフォルダに移しました。

OrchesToolsに戻って。

Install Samplesね。

サンプルライブラリのあるフォルダを教えてくれと来ました。

なんだかXPの頃みたいなノリ。

ハイハイここよ、と教えてあげて。

今度はなに?

アーカイブファイルの在りかを教えてだって。

もう解凍したんだけどなぁ。もしかしたら手順を間違えたかも。自動で解凍してくれたのかも知れません。

取りあえずライブラリのあるフォルダでいっか。と指定。

空欄が一通り埋まったんでOK。

やっとご満足いただけた様です。

プラグインを再起動しろって書いてあるけどそのまま行けないかな。

…くっそぉ。MIDIノートを送ってもウンともスンとも言いません。

一度プラグインを外して挿し直し。

ようやく音が出ました。

でもさ。

これってオケ音源と言うよりはオーケストラ風シンセなのでは??

明日いじってみよう。

そして更に翌々日

昨日は何も触れなかったのでまた一日経っちゃいました。

OrchesToolsを触ってみました。

元のサンプルデータをかなり加工しているみたい。4パートのレイヤーで構成されてる音源で、基本的にユニゾンで鳴るのね。

パートごとにフィルターやエンベロープを設定したり出力のON/OFFもできるから、1パートだけで鳴らすと普通にロンプラー。

うーん。シンセって考えると手軽かなぁと思いますが、オケ音源って考えるとちょっと違うかも。

これならおとなしくsfzをsforzandoで鳴らす方が良いかもなぁ。

因みに、公開終了しちゃったBigCat InstrumentsさんのVSCO-2ロンプラーのプラグインは素直にライブラリを鳴らしてくれます。今でもPlugins4Freeにあるので、一つずつチマチマ集めればダウンロードできます(→【Plugins4Free】)。

こんな感じ。

デベロッパー検索でBigCat Instrumentsで検索するとズラーッとプラグインが出て来ます。

Iowaなんちゃらって言うシリーズは元のライブラリが別物で、Sonatinaなんちゃらって言うシリーズは旧作みたい。Iowaなんちゃらシリーズは、以前ピアノのライブラリで音程がずれているのがあって以来敬遠しています。

有名なサンプルライブラリをプレイヤーに載せてプラグインにしてくれている(いた?)方の様です。有難いです。

ところで、OrchesToolsだけど。

こんだけ事細かく書いて、結局使わないなんて。

イヤイヤ。使いたい人も居るかも知れないからね。

…などなどと、この記事は未完成のままだらだらと垂れ流し公開しながら書いておりました。そうこうする内にYOSHI様からオススメ音源を教えて頂きました。有難うございますっ。

早速試してみようっと。

Synful Orchestra

まずはページへ行ってみようっと(→Synful Orchestra)。

ダウンロードへ行って、普通にダウンロード。

SynfulOrchestraSetupって言うインストーラがダウンロードできたのでセットアップしました。

あ。再起動が要る。ちょっと要注意かも。

PCを再起動してVST3ファイルを探してみると、定番の¥ProgramFiles¥CommonFiles¥VST3フォルダにありました。

DAWに登録して呼び出してみよう。

起動しました。1番にフルートが載っていて、鍵盤を押すと鳴ります。

16チャンネルにライブラリを載せられてレイヤーで鳴らしたりもできるのか。

弦楽器系は豊富です。他、ホルンが沢山あるあたりはものすごく実用的と言う気配を感じます。

音はイメージとしてはゴージャス。既に調整されているので即戦力な感じです。

オケのあんな音が欲しいって時にパッと鳴ってくれる感じのプラグインなのね。今度使おう。

YOSHI様有難うございます。

もう一つ教えて頂いたのは現在も追加中のプロジェクトだそうでして、

PROJECTSAM/The Free Orchestra Series

#1と#2があるそうでして、#2は今も追加中なんだってっ(→【PROJECTSAM】)。

無料のKONTAKT Playerでも制限なく鳴らせると言う貴重なライブラリです。

ダウンロードしちゃおう。

アカウント登録が要りました。

アカウントを登録してサインインし直すとトップページに行くから、FREE ORCHESTRAのタブでダウンロードページへ戻ってダウンロード…

うん?GET NOWだ。

GET NOWするとダウンロードが始まるかと思いきや、親切な解説ページになりました。

うん。Native Accessは入っているからパス。

ほんとだ。KONTAKT Playerで鳴らせんだ。

Native Accessにシリアルナンバーを登録する方式なのね。

Add Serialから登録方法の下の方に出て来たシリアルナンバーを入れて。

Free Orchestraをダウンロードして、KONTAKTに読ませればよいのね。

DAWにKONTAKTプレイヤーを挿しました。

ちゃんと入っています。

呼び出してみると、色々と個性的なライブラリが並んでいます。

ライブラリを重ねて鳴らしたりもできるのね。

管と打とか複数のパートが重なった「あ。例のあの音」みたいなライブラリが沢山入っています。

単品の楽器ではなくて既にアレンジされて本物っぽい音になって鳴るから便利。

実際、オケ譜を作っているとパート同士を重ねて一つの音を作る作業が多くて。なんだ、フルオケってシンセじゃないのぉなんて思っちゃう。

ちゃんと音の重ね合わせの工程を踏んでくれた音がそのまま鳴るので、下手にド素人の自分がごちゃごちゃトラックを絡めるよりも綺麗にバシッと鳴ってくれます。

作るより探した方が早いって感じ。

音の感じは、Synful Orchestraよりも更にゴージャスでリアルな印象です。

個人的な感想としてはThe Free Orchestraが一番重宝しそうです。

こうしてゴージャスできちんと作られたオーケストラサウンドが鳴る音源を色々教えてもらうと、一つ一つパートごとにトラックを作って時折音程を間違えたりしているのが阿呆に思えて来るわ。

今回、この記事書くのに4日も5日もかかって。その間色々と教えて頂いて。

長ーくなっちゃいましたが色々と知れる事があって良かったです。

皆様有難うございました。

コメント

  1. YOSHI より:

    オーケストラ音源、いま入れてるのは「Synful Orchestra」と「The Free Orchestra Series」ですね。

    「The Free Orchestra Series」は1と2があって、毎月1つづつ楽器が追加されています。
    現在1の12個、2の9個が追加済み、無料のKONTAKT Playerで使えます。

    • imoimo より:

      YOSHI様
      コメントありがとうございます。
      是非試してみます。差支えなければ記事の続きで試してみた経過を記録させて頂きます。
      またいつでも遊びに来てくださいね。
      あ。今早速Synful Orchestra入れてみています。ワクワク。

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