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ボケないためのDTM

むかしばなし

むかーしのエレクトーンは、リズムも手動だった話

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現代のエレクトーンは、素晴らしいですね。まさに魔法の楽器。独奏も凄いけど、アンサンブルには度肝を抜かれます。試しに「エレクトーン アンサンブル トリオ」とかでYoutube検索してみてください。すんごいから。

こんにちは。imoimoです。

遠い昔、お宝のモノシンセCS-10は手に入れたものの、和音は出ず、エフェクターも買えず。やっとの思いで手に入れた和音の出る機材はトイピアノ(なぜこのチョイスだったのかはいまだに不明)。これで曲作るの、て結構辛いよねと言う状態だった頃の事です。

そんな時に、「エレクトーン捨てるけど、いる?」と言う電話が!二つ返事でもらいました。

ピアノ運送と言えば当時も花井さん(ピアノ運送て言う会社名なのね)。力持ちが揃っていてしかも繊細な運搬。ピアノとかひとりで持ち上げちゃいますからね。そしてやってきましたエレクトーン。

ちゃんと鍵盤も2段あるし、足鍵盤もペダルもある。初期の型だ、て言ってたから、プリセットはなくてオルガンよろしくストップだけ。

そうそう、こんな感じ。調べたら大卒初任給22か月分だったそうです。捨てるなよぉ~…まあもう少し後継機種だった気もしますが。

で、下鍵盤の左脇に謎の白いボタンが4つ。ハモンドにも左脇に白黒逆さまの鍵盤ついてたんで、プリセット的な?と期待しつつ押してみると

コッ♪・ピッ♪・シュッ♪・ボ~ン♪

これがリズム部分でした。手動ぢゃん!

て言う事は、リズム鳴らす間は右手しか弾けない、て事だよね。一人オーケストラとも言うべきエレクトーンのイメージを根底から覆す初期型でした。

今回ちょっと調べたら、エレクトーンをYAMAHAさんが発売したのが1959年。オートリズムが搭載されたのは1972年だそうです。結構手動リズム時代長いのね。ELP(≠ELT)の故キース・エマーソンさんやスティービー・ワンダーさんが使った名機GX-1の発売が1975年だから、ここからの技術革新は光陰矢の如し的(?)だったのね。

そうそうコレ。GX-1。分かりやすい未来系デザイン。これを1975年にデザインした人がすごいと思う。

まあ練習大嫌いでほぼほぼ両手弾きできないし、足なんか使った日には手がお留守になるんで、それでも大差ないけどね。

とは言え、このエレクトーン。初期型だけあってか、すんげぇ機能が付いてたんです。

一つ目は、コーラス的な効果を出すために、スピーカーがモーターで回るんですね!レスリースピーカーみたい!シュンシュン言っちゃう優れもの

そうそう、レスリーと言えばこんな感じ。中にラッパが入っててくるくる回る。一度スタジオで使ったことあるけど、結構爆音で死にかけた。耳元で200Wぐるぐる回る状態。

二つ目は、エコーつけるためにスプリングリバーブが付いてたんです。

そうそう、こういうユニット。

スプリングリバーブて言うのは、デジリバ以前には重宝されたリバーブユニットで、バネの片側で音鳴らして、反対側にピックアップ付けて拾いなおす事でバネのぼよよ~んを利用して残響をつける装置なんだけど、バネだから揺らしたり叩いたりするとその雑音も拾ったわけ。スタジオとかだとミキサー室の壁に2メートルぐらいの筒がくっついてて、そのなかにバネが入ってて「Don’t Touch!」的なリバーブがあった。揺らしたり叩いたりするとバッシャーン的なこの世の終わりな音が出る。ディープパープルの「Burn」のオルガンソロの途中で音がガシャガシャになるあれ。

て言うことは、ハモンドと同じでジョン・ロードばりにゆっさゆっさすると「ガシャーン!」てなるわけ。和音は出るわ、レスリーばりだわ、ガシャーンはできるわ、リズムが手動なのを忘れさせてくれる逸品でした。外部入力もあったんで、ついにCS-10にリバーブが来た日となりました。まあ録る時は相変わらずマイク録りだけどね。

そんなこんなでお粗末様でした。

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