ドラムのセッティング Part 3 (キック)

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天才は理解されない、と自分で言われてもね。案外可愛らしいものではありますが

こんにちは。imoimoです。

打ち込みで曲を作る時、ドラムは意外と厄介でして。手間がかかるので覚え書き半分にまとめております。

Part 2

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キック

生とレコーディングで、ドラムほど音が異なるものも無いように思えます。

jazzやクラシックはともかく。ポピュラー系では最早や別物な気もして。

リアルな音と言うよりも、むしろ積極的に音を作って再生音楽ならではのリアリティを求める事が多いみたい。

キックも、実際の生演奏ではそんなに目立つ事は少なくて。音も大抵は「ボゴーン」みたいに聞こえます。

でも音にならない圧の様なものを感じるから迫力があるのではないかなと思います。

再生音楽ではなかなか、こういう音ではない部分を再現できないから、世の中ではサブベースみたいな音を重ねる様になったのかなぁ、と思ったりもして。

イヤホンとかでは身体で聴くタイプの音は出ないから、皆さん工夫なさる様です。

さて

パラアウトして、キックだけを加工できる様になりました(→[Part 2])。

ズドーン」と言うキックも良いけれど、実際に曲の中で鳴らす場合は「バスッ」とか「ドスッ」と言う音にしたいのです。

ブラストビートの影響なのか、メタル系の標準ぽくなったアタックのカキカキ言う感じも出したい。もっとも、生音でカキカキ言うバスドラムに出会った事はありませんが。あるのかな。

教科書的には、「太鼓の音はパーツごとに作って合体させましょう」と言う事の様です。

皮、胴、表と裏みたいに音の要素を分けて考えろ、と言う事ですかね。

確かに

遠い昔には、生ドラムでも皮を片面だけにしてしまったり、中に毛布入れたりとか色々やってみたっけね。録る時も結構コンデンサマイクよりもダイナミックマイクの方が良かったりした気がします(邪道??)。昔からいい加減だったのでしょうねぇ。皮破れても張り替える金ないからガムテープでバシバシに固定するとかね。

マイクの本数に合わせて作るとか、音域を分けて作るとかの様ですが、一つの音にトラックをたくさん使うとか、スプリッターするとか素人にはかなり厳しいです。てきとーにやりたいわけ。

有料版のプラグインは、こういうところを細かく調整できるものも多いけれどそれはそれで素人には難しそう。チャチャッとやっちゃいたいですなぁ。

と言うわけで

てきとーにやって参りましょう。どうやろうかな、と考えますに、まず

「ドスッ」の「ド」は

立ち上がりをリアル以上に早くしたいものです。

となると、コンプと言うかトランジェントシェイパーかなぁ、と言う推定。続いて

「ド」の中身が問題。

「ボヨン」にならない様に「ヨ」を抑えようと思います。

迫力を出すには、ダイナミクスの幅を大きくするのが良いだろうから、無駄な信号はなくしてしまいたいと思います。そこで、ここは思い切って「圧」の部分は諦める事にしました。どうせイヤホンとかでは鳴らないし。

この様な作戦で臨もうと思います。

結果として、現在のセッティングは順番に

  1. トランジェントシェイパー
  2. EQ
  3. (リバーブにセンド)
  4. マキシマイザー

としました。トランジェントシェイパーかけた後、最後にマキシマイザーと言うのもどうかと思いますが、何となくリバーブの感じが良いのでこうしております。

トランジェントシェイパー

Sonic AnomalyのTranspire(→ダウンロード)。

立ち上がり(左上)を強くして、サスティンは短め(右上)。左下のつまみは閾値。どうしてプラスに振れているのやら。右下はクリップの度合い、と言う事の様です。まぁ適当にいじるといい感じのところがあるから、それで良しとしております。

あらためて確認すると、このセッティング、変ですな。今度いじってみようと思います。

EQ

ReaPlugsの中のReaEQ(→ダウンロード)。色々やれるIIR EQです。ポイントを5つ作ってあるのはきっとガチャガチャやっていた名残り。テキトーな性格が丸見えです。

一番左端のポイント(低域)をハイパスフィルターにすると、そこから下をカットしてくれます。現在のセッティングは随分と弱気。

50Hzより下は結構バッサリ切ってしまっても良いのではないかと思っております。超低域が欲しい時は別の音で補強する感じかも。

4番目のポイントで「ボヨン」の「ヨ」を抑えにかかっております。

5番目のあたりで「カチカチ」言うアタックを聞こえる様にしている感じ。

きっと2番と3番は要らないと思います。残骸的な設定。

センドリバーブ

「キックはモノラルでセンターに置くと良い」と言う話を聞いたこともあります。今回は普通にステレオでセンター。

で、マスターリバーブにセンドしてありますが、ちょびっとだけ回すと臨場感が出る様です。

きっと正解は本体をモノラルセンター、センドリバーブにアタックだけを回す感じではないかと思います。

胴鳴りのような共鳴部分をリバーブに回すと音が締まらなくなると思うわけ。

能書きは言っても、実際にそうセッティングできるかと言うとなかなか。

マキシマイザー

George YohngさんのW1 Limiter(→ダウンロード)。

結構スレッショルドを低めにやっておりますので、杭打ちのような音の出方のキックになりそう。

好みにもよるでしょうが、実際にパワー系のドラムの人のキックを見ていると、ペダルを踏む時に踏みにじるくらいの感じでやっている人も多くて。

そうなると、ペダルの先のマレットがバスドラの皮を抑え込むような感じになるから音が円錐形ではなく円柱形で出て来るイメージになるのではないかと思います。

こっちの方が好みなんで、こうなっているのではないかと自己分析。

かくして

出来和えのドラム音源もきちんと設計されているから良いのですが、こうやって音を作って行くと良し悪しはさておき「おぉっ、やってるぜ」感が出て良いと思います。思い通りにならなかったり、いじればいじるほど変な音になって行くのもまた一興。

自分のやっている事を見直してみると変な事やっているのもよくわかるし、「エキサイター通した方が良いのでは??」なんて考えたりもするので今度やってみます。

そんなこんなでお粗末様でした。

→Part 4

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